キャリアアップや転職を考える理学療法士にとって、「専門理学療法士と認定理学療法士」の資格は大きな分岐点です。

取得すると給料や転職で本当に有利になるの?
結論、専門・認定資格を持っていると転職に有利になります。
この記事では、専門理学療法士と認定理学療法士の明確な違いから、取得のメリット・デメリット、具体的な取得ロードマップ、そして資格を最大限に活かせる転職先の選び方までを、呼吸認定理学療法士を所持している僕が徹底解説します。
さらに「資格は意味ない?」といった噂や将来性に関する疑問にもお答えし、あなたのキャリアプランに最適な選択をサポートします。
- 専門・認定理学療法士の違い
- 専門・認定理学療法士を取得するメリット・デメリット
- 資格を活かして転職を成功させるコツ
専門理学療法士と認定理学療法士、何が違うの?キャリアが変わる資格の基本を徹底解説


まずは基本の「き」!2022年から変わった理学療法士の資格制度の全体像
公益社団法人日本理学療法士協会が定める生涯学習制度は、2022年度から新しくなりました。
この制度の基礎として、5年ごとの更新が必要な「登録理学療法士」が位置づけられています。
その上位資格として、特定の臨床実践能力を示す「認定理学療法士」(21分野)と、理学療法の専門分野を発展させる研究・教育能力も求められる「専門理学療法士」(13分野)があります。
両者の大きな違いは、認定が臨床のエキスパートを目指す資格であるのに対し、専門は学会活動などを通じて理学療法全体の発展へ貢献する役割も担う点です。
これらの資格取得は、自身の専門性や技術力を証明し、キャリアを形成する上で大きなメリットになります。
「専門性を極める」専門理学療法士とは?
専門PTは、下記の能力を兼ね備えた理学療法の発展を牽引するリーダー的存在です。
- 卓越した臨床実践能力
- 後進を指導する教育能力
- 新たな知見を創造・発信する研究能力
臨床のスペシャリストである認定理学療法士の上位資格として位置づけられ、まさに特定の分野を極めた存在と言えます。
専門分野は13の分野に分けられています。
旧分野 | 新分野 |
---|---|
基礎 | 基礎理学療法 |
神経 | 神経理学療法 |
小児理学療法 | |
運動器 | 運動器理学療法 |
スポーツ理学療法 | |
内部障害 | 心血管理学療法 |
呼吸理学療法 | |
糖尿病理学療法 | |
生活環境支援 | 地域理学療法 |
予防理学療法 | |
支援工学理学療法 | |
物理療法 | 物理療法 |
教育管理 | 理学療法教育 |
取得には認定理学療法士資格に加え、学会発表や査読付き論文の実績が必須となるため、取得難易度は非常に高く、理学療法士としてのキャリアの頂点の一つです。
「臨床実践のプロ」認定理学療法士とは?21の認定分野を一覧でチェック
認定理学療法士は、特定の分野において質の高い理学療法を安全かつ効果的に提供できる、「臨床実践のプロフェッショナル」であることを証明する資格です。
研究・教育能力まで求められる専門理学療法士とは異なり、臨床における卓越した技術と知識に特化しているのが最大の特徴です。
旧制度 認定理学療法士 (2022年3月まで) | 新制度 認定理学療法士 (2022年4月以降) |
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認定理学療法士 (ひとを対象とした基礎領域) | (廃止) ※基礎理学療法専門理学療法士へ移行 |
認定理学療法士 (動物・培養細胞を対象とした基礎領域) | |
認定理学療法士 (脳卒中) | 脳卒中認定理学療法士 |
認定理学療法士 (神経筋障害) | 神経筋障害認定理学療法士 |
認定理学療法士 (脊髄障害) | 脊髄障害認定理学療法士 |
認定理学療法士 (発達障害) | 発達障害認定理学療法士 |
認定理学療法士 (運動器) | 運動器認定理学療法士 |
認定理学療法士 (切断) | 切断認定理学療法士 |
認定理学療法士 (スポーツ理学療法) | スポーツ理学療法認定理学療法士 |
認定理学療法士 (徒手理学療法) | 徒手理学療法認定理学療法士 |
認定理学療法士 (循環) | 循環認定理学療法士 |
認定理学療法士 (呼吸) | 呼吸認定理学療法士 |
認定理学療法士 (代謝) | 代謝認定理学療法士 |
認定理学療法士 (地域理学療法) | 地域理学療法認定理学療法士 |
認定理学療法士 (健康増進・参加) | 健康増進・参加認定理学療法士 |
認定理学療法士 (介護予防) | 介護予防認定理学療法士 |
認定理学療法士 (補装具) | 補装具認定理学療法士 |
認定理学療法士 (物理療法) | 物理療法認定理学療法士 |
認定理学療法士 (褥瘡・創傷ケア) | 褥瘡・創傷ケア認定理学療法士 |
認定理学療法士 (疼痛管理) | 疼痛管理認定理学療法士 |
認定理学療法士 (臨床教育) | 臨床教育認定理学療法士 |
認定理学療法士 (管理・運営) | 管理・運営認定理学療法士 |
認定理学療法士 (学校教育) | 学校教育認定理学療法士 |
認定理学療法士の分野(日本理学療法協会より)
専門PTよりも分野が多いため、キャリアプランや興味に合わせて目標を設定しやすく、多くの理学療法士にとって専門性を高めるための具体的な第一歩となる資格です。
目的・役割・難易度はどう違う?一目でわかる比較表でスッキリ解決
簡単に言えば、認定理学療法士が「質の高い臨床実践のプロ」を目指すのに対し、専門理学療法士はそれに加え「理学療法分野の発展を牽引するリーダー」としての役割を担います。
特徴 (Feature) | 認定理学療法士 | 専門理学療法士 |
---|---|---|
主な目的 (Primary Goal) | 特定臨床分野での実践能力向上、臨床のスペシャリスト育成 | 特定専門分野での学術的深化、研究能力向上、学術的リーダー育成 |
模範とした制度 (Model) | 認定看護師教育制度 | 専門医制度 |
主な取得要件 (Key Acquisition Components) | ・指定研修 ・臨床認定カリキュラム ・日本理学療法学術研修大会の参加 ・認定試験 | ・指定研修 ・学会(ブロック、都道府県)参加 ・学会発表 ・査読付き原著論文 ・口頭試問 |
主なキャリアパスの焦点 (Typical Career Path Focus) | 高度な臨床実践、臨床指導 | 研究、教育、学術的リーダーシップ、高度専門コンサルテーション |
前提資格 (Prerequisite) | 登録理学療法士 | 登録理学療法士 |
資格体系も、登録理学療法士を土台とし、認定、そして専門へとステップアップする階層構造になっており、求められる経験や実績も大きく異なります。
自分のキャリアプランにどちらが合っているか、比較表でそれぞれの違いを詳しく確認してみましょう。
全ての土台となる「登録理学療法士」とは?更新制度との関係性
2022年度からの新生涯学習制度で導入された「登録理学療法士」は、認定・専門理学療法士を目指すすべての理学療法士にとって必須となる、最も基礎的な資格です。


これは、理学療法士の質の維持・向上を目的としており、資格取得後も継続的な学習を促す仕組みが組み込まれています。
最大の特徴は、5年ごとの更新が義務付けられている点です。
この更新には、研修会への参加などで所定のポイントを取得する必要があり、常に知識と技術をアップデートし続ける姿勢が求められます。
この登録理学療法士の資格を維持することが、上位資格へ挑戦するための前提条件となります。
【メリット・デメリット】専門・認定理学療法士を取得すると、どうなる?


専門・認定PTをとるメリットは以下が挙げられます。
- 給料が上がる
- 転職が有利になる
- 臨床で結果が出やすくなる
- キャリアの選択肢が広がる
メリット①:給料は上がる可能性あり!
専門・認定PTをとったからと言って大幅に給料が上がるわけではありませんが、手当てがつく場合があります。
例えば、認定PTに月額3,000円、専門PTに月額5,000円の手当を支給する病院の例も見られます 。
また、認定・専門を持っていると転職に有利になります。
そのため、今の職場で直接的な給料アップが見込めなくても、資格を武器により待遇の良い職場へ転職したり、研修会の講師など専門性を要する新たな業務で、間接的に年収増に繋げたりするケースが多いのが現状です 。
メリット②:転職で有利に!履歴書で光る専門性のアピール方法
専門・認定理学療法士の資格は、転職市場においてあなたの市場価値を客観的に証明する強力な武器となります。
履歴書や職務経歴書に資格名を記載するだけで、数多くの候補者の中から採用担当者の目に留まりやすくなり、明確な差別化が可能です。
認定・専門を持っているということはその分野のスペシャリストであると名乗っているようなものです。



循環認定理学療法士です。
こう言われたら、「心リハしっかりやってきたんだな」と思いますよね?
特に、応募先の施設があなたの専門分野に力を入れている場合、「即戦力」として高く評価される可能性が高まります。
面接では、資格取得で得た知識や技術を、臨床でどのように活かし、患者様や組織に貢献してきたかを具体的に伝えることで、自身の専門性をより効果的にアピールできるでしょう。
メリット③:臨床での結果が出やすくなる!
資格取得における最大のメリットは、日々の臨床能力そのものが飛躍的に向上することかもしれません。
体系化されたカリキュラムを通じて専門知識と技術を深く学ぶことで、より質の高い、エビデンスに基づいた理学療法を対象者へ提供できるようになります 。
その結果、「臨床で結果を出しやすくなる」といった具体的な成果に繋がり 、目の前の患者様への貢献をより深く実感できるため、理学療法士としての自信と仕事へのやりがいも大きく向上するでしょう。
メリット④:学会発表や講師活動も!キャリアの選択肢が広がる
高度な専門資格を持つことで、臨床現場の仕事だけでなく、理学療法士としてのキャリアの選択肢が大きく広がります。
認定・専門PTを持っているとPT協会の学会等で査読・座長などの依頼があります。
そうすると様々なPTと出会うことができますし、自分の名前が世の中に広がることにもつながります。
特に、学術的な探求が求められる専門理学療法士は、その知見を活かして学会発表や論文執筆などを通じて、理学療法分野全体の発展に貢献できます。
臨床以外の活動は、新たな人脈形成やさらなる自己成長にも繋がり、あなたのキャリアをより豊かなものにしてくれます。
知っておきたいデメリットは?取得にかかる費用・時間・労力のリアル
大きなメリットの裏側には、資格取得と維持にかかる相応の覚悟が必要です。
研修会や学会参加、試験の受講料といった金銭的な負担に加え、休日の多くを勉強に充てるなど、多大な時間と労力が求められます。
日々の臨床業務と両立させながら自己研鑽を続けることは決して容易ではなく、取得後も5年ごとの更新が待っています。
この費用・時間・労力の継続的な投資が、自身のキャリアプランに見合うか慎重に検討する必要があります。
ただ、僕は自分の知識が増えていくことで患者さんへ大きく還元できることを実感できますし、他の病院のPTとの繋がりも増えるのでメリットの方が大きいと思っています。



実際、認定取得後から座長やシンポジストの機会などを経て、学会でつながった方たちと共同研究も進めています。
あなたはどっちを目指す?専門・認定理学療法士の取得ロードマップ


【認定理学療法士】取得までの具体的な流れと受験資格
定理理学療法士になるための受験資格は、まず「登録理学療法士」であることです。
そのうえで、①日本理学療法士協会が提供するeラーニングの「指定研修カリキュラム」、②希望分野を開講している大学等での「臨床認定カリキュラム」の2つを修了する必要があります。
最終ステップとして、年に一度実施される筆記試験に合格することで、晴れて資格取得となります。新制度では申請時の症例報告が不要となり、挑戦のハードルが下がっています。
資格取得のためのステップは下記になります。(STEP1~3は順番通りじゃなくてOK!)
PT協会の研修カリキュラムをeラーニングで受講します。12コマ(1コマ90分)、全分野共通のカリキュラムです。
認定申請までにマイページに履修登録が完了している必要があるので注意してください。(反映には2-3日っかります)
試験は全国で開催されて言います。国試と同様に5者択一のマークシート形式になっています。
指定カリキュラム、認定カリキュラムをよく復習して臨みましょう!
詳しくは認定理学療法士 新規申請マニュアルに書いてありますので、よく読んでから申請するようにしてください。
【専門理学療法士】より険しい道のり?取得までのプロセスと審査内容
専門理学療法士への道は、認定理学療法士よりもさらに険しいものとなります。
登録理学療法士であることに加え、指定研修の履修はもちろん、学会での筆頭発表や査読付き学術論文の業績が必須要件です。
最大の難関は、自身の研究や臨床活動をまとめたポートフォリオに基づき、専門家による厳格な口頭試問が行われる点にあります。
単なる知識だけでなく、理学療法学の発展に貢献できる研究能力や論理的思考力が厳しく問われる、まさに最高峰の資格です。
資格取得のためのステップは下記になります。(STEP1~5は順番通りじゃなくてOK!)
PT協会の研修カリキュラムをeラーニングで受講します。12コマ(1コマ90分)、全分野共通のカリキュラムです。
申請までにマイページに履修登録が完了している必要があるので注意してください。(反映には2-3日っかります)
ブロック学会(関東甲信越ブロック、近畿ブロックなど)に参加します。発表は要件に含まれないので安心してください。
申請までにマイページに履修登録が完了している必要があるので注意してください。
東京都PT学会や大阪府PT学会など、都道府県士会が主催の学術大会に参加します。発表は要件に含まれないので安心してください。
申請までにマイページに履修登録が完了している必要があるので注意してください。
日本理学療法学会連合の会員団体が主催の学術大会(運動器理学療法学会や呼吸理学療法学会など)で発表する(参加は要件に含みません)
筆頭演者のみ対象です。共同演者は含みません。
毎年12月頃に2名の口頭試問官による口頭試問があります。
自分が提出したショーケースポートフォリオ、論文の内容について、理学療法学としてより学問的発展を倫理的かつ科学的に実践できる能力を問います。
10分程度の発表、30分程度の質疑応答になります。
詳しくは認定理学療法士 新規申請マニュアルに書いてありますので、よく読んでから申請するようにしてください。
カリキュラム・講習会の探し方と効率的なポイント(点数)の集め方
研修会やカリキュラムの情報は、日本理学療法士協会(JPTA)の公式サイトや会員専用マイページで一元的に確認するのが基本です 。
eラーニングの指定研修は協会から、専門分野の臨床認定カリキュラムはJPTAが認定した大学等の教育機関リストから探します 。
効率的に進めるには、複数分野を申請する場合でも指定研修の履修は同年度に1回で済む点を押さえましょう 。
5年ごとの資格更新に必要なポイントは、学会や都道府県士会が主催する研修会への参加で計画的に集めるのがお勧めです 。
ポイントや細かい申請・更新方法はこちらから
転職成功の鍵!専門・認定資格を最大限に活かせる職場とは?


専門性を発揮できる職場選びのコツ(大学病院、専門クリニック、研究機関など)
資格を活かす職場選びは、あなたのキャリアプランと資格の種類で決まります。
臨床実践を極めたい認定理学療法士なら、特定の疾患や領域に特化した専門クリニックが最適です。
一方、研究や教育を志向する専門理学療法士は、大学病院や研究機関でその能力を最大限に発揮できます。



僕が勤務していた大学病院でも、それぞれの分野で認定・専門PTが活躍していました。
重要なのは、求人情報や面接で、その施設が専門性を正しく評価し、求めているかを見極めること。あなたの専門分野と施設の患者層が合致する職場こそ、理想のキャリアを築ける場所です。
管理職への道は開ける?昇進・昇格に与える影響
専門・認定資格が、そのまま管理職ポストに直結するわけではありません。
しかし、資格取得で証明された高い専門性と学習意欲は、職場での信頼を大きく高めます。
後進の指導や院内研修のリーダーを任される機会が増え、チーム全体の技術力向上に貢献することで、自然と昇進・昇格の有力な候補者となるでしょう。
プレイングマネージャーとしての役割を期待されることも多く、将来のキャリアの可能性を広げることは間違いありません。



管理職希望のPTは教育・管理系の認定PTをとるといいかも!
面接で効果絶大!資格を武器に自分の市場価値を伝える方法
面接で資格について触れる際は、「〇〇の資格を持っています」で終わらせないのが鉄則です。
その資格取得を通じて培った専門知識や技術を、応募先の理念や患者層と結びつけ、「どのように貢献できるか」を具体的に語りましょう。
「この専門性で貴院の〇〇という課題を解決できます」と未来志向で提示することで、単なる資格保有者ではなく、病院にとって価値ある人材であることを強く印象付けられます。
5年目、10年目のキャリアプラン別!おすすめの資格取得戦略
5年目は臨床の専門性を固める絶好の時期です。
まずは自身の興味や職場のニーズに合う認定理学療法士の取得を目指し、臨床家としての市場価値を高めましょう。
一方、10年目はキャリアの分岐点。臨床のスペシャリストとしてさらに別の認定分野を攻めるか、これまでの経験を活かして研究・教育を志し、専門理学療法士への道に進むか。自身の目指す方向性を見定め、計画的に資格を取得することが重要です。
若手PT(~5年)
まずは5年を要する「登録理学療法士」の取得に専念しましょう。この期間は、様々な臨床領域を経験し、将来本当に専門としたい分野を見極めるための重要な探索期間と位置づけることが賢明です。
中堅PT(5~15年)
高度な専門資格の取得に挑戦する絶好の時期です。臨床での影響力を最大化したいなら「認定」を、研究志向が強く大学院なども視野に入れるなら「専門」を選択することが、キャリア形成において極めて有効な戦略となります。
シニア・管理職のPT
自身の経験を活かし、後進の育成に努めるべき時です。管理者として資格手当や研修支援制度を施設内に設けることは、優秀な人材を惹きつけ、組織全体の医療の質を向上させる直接的な投資となります。
「意味ない」「廃止される」は本当?よくある疑問と資格の将来性
- 大変なだけでメリットないって聞くけど、実際どうなの?
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確かに資格取得は大変ですが、最大の利点は、「臨床で結果を出しやすくなる」ことです 。
これにより、自身の専門性が客観的に証明され、転職市場で有利に働く可能性があります 。
- 取得したらずっと認定・専門なわけじゃないの?
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認定理学療法士・専門理学療法士の資格は、5年ごとの更新が義務付けられています 。更新には、研修会への参加や学会発表など、PT協会が定める活動によって所定のポイントを取得する必要があります。
- 認定・専門PTを後進したら自動的に登録PTも更新されるの?
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認定・専門PTと登録PTは別で更新する必要があります。登録PTのポイントもためつつ、認定・専門PTの亢進準備も必要です。
- 資格は複数とることは可能?
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もちろん可能です。認定を複数持っている人や、認定・専門を所持している人もいます。ただ、更新が大変になるので注意しておきましょう。
まとめ
本記事では、理学療法士のキャリアを飛躍させる「認定理学療法士」と「専門理学療法士」について網羅的に解説しました。
両者は臨床の「認定」、学術の「専門」という異なる専門性を示す並列の資格であり、自身のキャリアプランに合わせた選択が重要です。
資格取得により、臨床スキルや自信の向上、転職での有利性、給与アップの可能性、講師活動といったキャリアの広がりが期待できます。一方で、取得と5年ごとの更新には、相応の時間・費用・労力が必要です。
この記事が、あなたの市場価値を高め、理想のキャリアを築くための一助となれば幸いです。